人は進化せずにはいられない。だけど、根本は早々変わらない。
なんだか、長いタイトル笑
facebookには便利、、、(かな?)な機能が付いていて。
過去の自分を教えてくれる。
ちょうど4年前の今日。
この日からはじまったんだなーと気づかせてくれる投稿を発見。
マクロビオティックに出会ってから、
ベジタリアン、ビーガンのライフスタイルに変わって10年。
お料理を仕事に変えてから、7年。
そう言えば、昨日だけで、
「何年、このお仕事しているのですか?」
と3回聞かれた。
最初の3年くらいは、がむしゃらで。
無我夢中。とはこの時のことだろうな。
「菜食」というものをどう広げるか。
この世界で生きていくためには、どうしたらいのか。
仕事として、成り立つのか。
お店を大きくするには。
私の使命とは。
そんなことばっかり。
食べる人のこと、食べた先のことなんて、
これっぽっちも思わず、全力で走っていた。
「全然、気負いがありませんね」
今の私を、そう感じてくださる方がいて。
嬉しい限りです。
数年前の私は、
ガツガツ、ガツガツ。
自分にも人にもめちゃめちゃ厳しい、ストイック。
この時間も必要だったと、、、、今はわかるけどね。
*******
【とっても大事なことを思い出した日】
そうだ、そうだ。
私はこんな風にお料理するのが好きだったんだ。
そうだ。
マクロビオティックの考え方が好きだったんだ。
そうだ。
私はおばあちゃんにお料理を教えてもらったんだ。
今日参加した美恵先生のお料理教室で、
大事な、とても大事なことを思い出した。
身体の声を聞くように、野菜の声を聞く。
歌を歌いながら、楽しく作る。
身体のエネルギーを整えて、食材と向き合う。
食材のもっている魅力を最大限に引き出す。
食事はエネルギーそのもの。
出来上がった、お料理には私のエネルギーが入り、
それを食べる人がいる。
その方の命に繋がる。
私は両親が共働きだったことから、おばあちゃんっこ。
産まれたときからおばあちゃんは、私をおんぶして台所にいつもいた。
ぬか漬けをつけたり、梅干しやラッキョウをつけたり。
何でも作っていた。
包丁がトントントントン。
お鍋の音、水の音、油の音。
台所の音がいつもしていたんだった。
裏のあぜ道に、よもぎを取りにいって草餅を作ったり。
近所の森に山菜を取りにいったり、
向かいの家が農家さんだったから、畑行ったり取れたての野菜をもらったり。
そうやって、食材に幼い頃から触れていた。
どれが食べれて、どれが食べられないのか教えてもらってたな。
始めて覚えたお料理は、ほうれん草のごま和え。
黒ごまを炒って、大きなすり鉢であたる。
すりこぎは山椒の木で、年期の入っているものだった。
小学校低学年のときだったかな。
おいしいってほめてもらって嬉しくて、得意になって良く作ってた。
そうやって、育ててもらったんだよ私。
もう何十年もそんなこと忘れていた。
どんなに悲しくても、落ち込んでもお腹はすく。
おいしいご飯は一瞬で幸せになる魔法。
みんな笑顔になる。
だからお料理することが、好き。
「おいしい。」って食べてくれると幸せになる。
そうだ、そうだ。
そうだったんだって、いろんなことが溢れて来て。
心が震える。
今の、この気持ちを忘れないようにしよう。
私自身の身体に取り入れる食事。
もっと大切にしよう。
何だか、申し訳ない気持ちにもなってきた。
日々の慌ただしさの中で、
一番大事なことを置き忘れたまま進んで来ちゃった。
それを思い出させてくれた、美恵先生に感謝です。
今日、一緒にお料理をして、食卓を囲んでくださったみなさま。
スタッフのみなさま。
全ての方達に、ありがとうです。
とにかく、私は食べること。
お料理をすることが、とっても好きだってことが
よく、よーーくわかりました!
それと、伝えることもね。
2012.9.2.
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